帰らない君唄

著:いっぺー

君に出会ったのは17の夏だった・・・


僕は夏休みを利用して両親の親戚の居る青森に行った。

両親の親戚はとてもいい人ですぐに慣れました、そんな時に6歳離れてる親戚のお姉さんが自分の事ろ心配してくれたのだろうか「何か食べに行こうか?」と誘ってくれました、僕はあまり青森を知らなかったので案内ついでに連れて行ってもらいました。

その日はとても暑く車の開いてる窓から入って来る風がすごく気持ちよかった、流れる町並みを見ていたらお姉さんが「友達呼んで良いかな?」と言ってきた、僕は「どっちでも良いよ?」と返事をした。

そしてしばらく知らない町並みを走っているとお姉さんが道の端に車を寄せた、何だろう?と思ったら寄せた所には1人の女の人が立っていた、その人はお姉さんの友達でした。

そのお姉さんの友達はふみかさんと言うお姉さんと同い年の可愛い人でした、僕はすぐに仲良くなり3人で夕食を食べに行きました、そこでふみかさんは彼氏の愚痴を言いながらすごい勢いで飲んでいたのですぐに酔い潰れてしまいました。

仕方なくふみかさんの家が近かったのでおぶって連れて行きました、そして僕は東京に帰りました。

時が流れて10月・・・。

いきなり知らない人からメールが来ました、そのメールはふみかさんからでした、アドレスを教えてないのに何で分かったのだろうと思い僕は聞きました、そうしたら親戚のお姉さんに聞いたと言ってました、
自分はあの時アドレスを聞かなかったのをずっと悔やんでました、僕はとても嬉しくてその日はずっとメールをしました。

そして年が明け1月1日、ふみかさんから電話が来て「彼氏と別れられたから付き合ってください」と言われました、その日が僕らの記念日になり遠距離恋愛が始まったのです。

2ヶ月に1度は必ず会っていました、そして僕がい19歳になりふみかは「海外の行く」と言いはじめ僕は止めませんでした。

ただ半年したら帰ってくると・・・。

そして半年後の記念日の1日に携帯が鳴りました、画面にはふみかと出ており嬉しくすぐに出ました、しかし電話をとうしてふみかじゃないのじゃ分かりました、それはふみかの親から僕に電話があったのです。

何事だろう?と思っていると「落ちついて聞いてね?ふみかは留学先で病気になってね・・・亡くなったの・・・」

僕の頭の中が真っ白になりました。

まだ信じられず急いで青森に向かいました、そしたらふみかは本当に亡くなっていました。

ふみかが帰ってくる時に聞かせようと思っていた唄が虚しく響いているよ・・・。


                    終わり

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