約束

著:オレンジ


ある日君が言ったね。

「私の為に曲作ってよ?」と・・・








私は路上で弾き語りをしているストリートミュージシャン。

学校も詰まらなく毎晩同じ場所で歌っている。



こんな私の歌でも1人の女性が毎日来てくれるようになった、その人は見る限り自分より年上に見え、ある曲が終わるとすぐ帰ってしまう。

日が経つにつれて私はその人が段々気になり始め、ある日声を掛けようとした。

あの曲を弾く前に私は勇気を振り絞り声を掛けた。

「あっあの・・・」

声を掛けた瞬間その人はビックリしたかのように走って逃げてしまった。

その日、いつもの10曲が終わり帰ろうとした時にその人は私の前に現れた。

「あっ、さっきはすいません・・・」と言い残してまた走って逃げてしまった。



しかし、その人は次の日も着てくれて普通に喋れるようになった。

ある日、君が帰り際に「私の為に曲作ってよ」と言った、そして彼女は2度と来なかった。



私は君じゃいつ来てもはずかしくないように君の歌を歌っているよ。


約束の歌が・・・














































































この作品への感想は、オレンジ氏まで、メールでお願いします。


戻る